猫が抱っこを嫌がる7つの理由|大切なのは猫を安心させること

猫が抱っこを嫌がる理由

猫を新しい家族として迎えたけれど、なかなか抱っこさせてくれないと悩んでいませんか?

猫が抱っこを嫌がる理由のひとつに、警戒心が強いことが挙げられます。この記事では、猫が抱っこを嫌がる理由と抱っこする際のコツを詳しく解説します。

可愛い愛猫を抱っこしたいと考えている方は、最後までご覧ください。

せきね

ペットシッター歴10年以上の私と、安心して猫を抱っこできるコツを確認していきましょう!

目次

そもそも抱っこを嫌がる猫は多い

抱っこされる猫

猫は警戒心が強く、単独で自由に暮らすことが特徴の動物です。猫は抱っこだけではなく、動きを制限されることを嫌います。

このことを踏まえて、飼い主は安心して抱っこできるように工夫しましょう。

猫が抱っこを嫌がる7つの理由

抱っこを痛がる猫

猫が抱っこを嫌がる理由として、以下のことが考えられます。

猫が抱っこを嫌がる理由
  • 気まぐれな性格だから
  • 怖がりな性格の猫が多いから
  • 抱っこが苦手だから
  • 抱っこの仕方が悪いから
  • 抱っこする飼い主の臭いが嫌いだから
  • 落ち着いて抱っこされる環境じゃないから
  • 体調不良や病気の可能性があるから

特に、今まで抱っこできていたのに急に抱っこを嫌がるようになった場合、体調不良や病気の可能性があるので注意が必要です。

気まぐれな性格だから

猫は自由に動き回ることを好み、気分もその日によって変わります。猫がゆっくり休んでいるときや遊びに夢中になっているときは、無理に抱っこしようとせず見守ってあげてください。

猫が甘えたそうに近寄ってきたタイミングで抱っこするのがおすすめです。

怖がりな性格の猫が多いから

警戒心が強く怖がりな猫は、特に抱っこを嫌がります。そもそも人に近寄ってこない猫もいます。 無理に抱っこしようとせず、猫がリラックスして過ごせる場所づくりを心掛けましょう。

まずは飼い主以外の人がいない静かな場所で、猫がリラックスしてくれるのを待ちます。

猫の名前を呼んであげるのもおすすめです。飼い主が猫の名前を呼ぶ、声をかけることが警戒心を解くコミュニケーションにつながるからです。

抱っこが苦手だから

過去の経験から抱っこが苦手になる猫もいます。無理に抱っこされた、病院で抱っこされた後に注射されたなどの嫌な経験がトラウマになっている可能性があります。

抱っこを怖がる場合はすぐに離してあげてください。落ち着くまで自由にさせる、落ち着くように声をかけてあげることも大切です。

子猫が抱っこを嫌いにならないように、一回の抱っこは10秒以内にする、抱っこの後におやつをあげるなどの工夫も取り入れてみてください。

抱っこの仕方が悪いから

猫が無防備な姿勢になる抱っこや猫の体が安定しない抱っこの仕方は、猫が嫌がります。飼い主は猫が安心できることを意識して抱っこしましょう。

猫が安心できる抱っこのポイントは、猫と飼い主が体を密着させることです。

猫が安定するように抱っこしてあげると落ち着きやすいですが、猫が嫌がる場合はすぐに離してあげてください。

嫌がる猫を立ったまま抱っこしようとしていませんか?

まずは飼い主が座り、膝の上で抱っこしてあげることも猫が安心してくれるポイントです。

抱っこする飼い主の臭いが嫌いだから

猫は人間とは異なる嗅覚を持っています。柔軟剤や香水、ボディソープなど、人間がいい匂いだと思う香りも猫にとっては苦手な場合があります。

特に、柑橘系の香りやたばこの臭いがすると、猫が嫌がることがあります。

反対に、猫が好む香りとしてまたたびを服につけて抱っこする人もいます。この場合、特に子猫はまたたびの匂いに興奮しすぎて抱っこできないことがあるので注意してください。

落ち着いて抱っこされる環境じゃないから

外出先や知人の家など、いつもとは異なる環境での抱っこや自宅に来客がいる状態での抱っこも嫌がることがあります。猫がリラックスできない環境だからです。

警戒心の強い猫は安心できる環境を好みます。静かにリラックスできる環境を整えることを優先させましょう。

体調不良や病気の可能性があるから

今まで嫌がらなかったのに抱っこを嫌がるようになった場合、体調不良や病気の可能性があります。日頃から猫の体調や過ごし方を把握し、怪我をしていないか、痛がっている部分はないかよく観察しましょう。

内臓疾患があって抱っこを嫌がる場合もあるので、猫が急に抱っこを嫌がった場合は特に注意が必要です。

抱っこが嫌いな猫を抱っこ好きにさせる方法

抱っこされて落ち着く猫

抱っこは飼い主と猫のコミュニケーションのひとつです。飼い主は、猫に負担をかけず上手にコミュニケーションをとることを心掛けましょう。

抱っこを好きにする方法
  • 抱っこ以外のコミュニケーションをとる
  • 膝の上に乗せる練習をする
  • 抱っこのあとにご褒美をあげる
  • 抱っこを無理強いしない

猫に抱っこは嫌なものだと思わせないことが、猫と飼い主の信頼関係につながります。

抱っこ以外のコミュニケーションをとる

まずは抱っこ以外のコミュニケーションを取るように心がけてみてください。少しでも近づいてきたら、頭やしっぽの付け根を優しくなでてあげたり、猫が気持ちよさそうな部分を探してあげます。

触られるのは気持ちいいと覚えてもらえると、抱っこが好きになる第一歩になります。

膝の上に乗せる練習をする

おもちゃなどで誘導し、膝の上に乗せる練習をするのも効果的です。猫が膝の上に乗ってリラックスできるように、猫が好きな毛布を敷いておいたりおやつをあげてみるなどの方法を試してみてください。

猫が膝の上が居心地のいい場所だと覚えてくれれば、そのまま抱っこの練習ができるチャンスです。猫がリラックスしている、甘えてくるタイミングを待つことがポイントです。

抱っこのあとにご褒美をあげる

抱っこの後にごはんやおやつなどをあげ、抱っこのあとにはいいことがあると覚えさせましょう。

おやつ以外にも、猫が気持ちよいところをなでてあげる、大好きな毛布を使うことで抱っこ=いいことがあると覚えさせます。

抱っこを無理強いしない

猫にたくさん話しかけたり近くにいてあげたりするだけでもコミュニケーションは強化されます。抱っこにこだわらず、猫とのコミュニケーションを大切にしましょう。

猫を抱っこさせてもらうには信頼関係が大切です。少しでも抱っこさせてくれたときは猫に「ありがとう」と伝え、嫌がるときには自由にさせてあげましょうね。

猫が急に抱っこを嫌がるようになったら注意が必要

抱っこから逃げようとする猫

飼い主は猫を日頃からよく観察するようにしてください。猫が安定する抱き方、いつもと同じ抱き方をしているのに、急に抱っこを嫌がるようになった場合は要注意です。

特定の部分を触られることを嫌がるなど、猫の体や行動の変化に気付けるのは飼い主のみです。猫の様子をよく観察し、気になることがあれば動物病院に行くことをおすすめします。

まとめ:猫が安心できる抱っこの仕方と環境が重要

基本的に猫は抱っこを好みません。無理に抱っこしようとせず、猫が安心してくれる抱っこの仕方とリラックスできる環境を整え、お互いにストレスなく抱っこできる時間を作りましょう。

抱っこは飼い主と猫の大切なコミュニケーションです。日頃から猫の様子を観察し、異変にはすぐに気付けるようにしてください。

ペットシッター『SHANKS』は、警戒心の強い猫のシッター経験も豊富です。

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この記事を書いた人

せきねじゅりのアバター せきねじゅり ペットシッター『SHANKS』代表

茨城県つくば市のペットシッター『SHANKS』代表。2011年からシッター業を始めました。数多くのシッター経験を活かして、大切なペットと安心して暮らせる生活のコツをお送りします。

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